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胃がんに乳酸菌は効くか？
胃がんとは
胃がんは近年は減ってきたとはいえ、まだまだ日本では罹患数・死亡者数とも多いがんです。
原因としては、ピロリ菌・塩分過多・添加物・肥満・過度の飲酒などが挙げられていますが、正確なことはわかっていません。
胃がんと乳酸菌
ピロリ菌の除菌に乳酸菌が役に立つというお話を聞いたことがあるかも知れません。
「あの乳酸菌がいい、この乳酸菌がいい」と企業も乳酸菌信者も夢中になっています。
それらの乳酸菌は実際に効果があるものも多いのでしょうが、今回はそういった情報に接する際の注意点を少しお話します。
乳酸菌情報の闇
乳酸菌が入っているからと言って・・・
まず、ＬＧ２１乳酸菌を例にとってみましょう。
ＬＧ２１乳酸菌はピロリ菌の除菌に効果があると言われます。
大手メーカーが商品化していますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか？
ただ、その商品の成分をよく見てみましょう。
低脂肪タイプのLG21乳酸菌入りプロバイオティクスヨーグルト
原材料：生乳、乳製品、砂糖
明治プロビオヨーグルトＬＧ２１ドリンクタイプ 112ml
原材料：乳製品、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、安定剤（ペクチン）、香料、茶抽出物
たとえばLG21乳酸菌の効果を信じて、「低脂肪タイプのLG21乳酸菌入りプロバイオティクスヨーグルト」を食べるなら、効果は期待できるかもしれません。
原材料としてよくわからないのは「乳製品」ぐらいですからね。
ただ、「明治プロビオヨーグルトＬＧ２１ドリンクタイプ 112ml」を選ぶのはどうかと思います。
遺伝子組み換えトウモロコシで作られており、アメリカでは肥満や糖尿病の原因として排除運動が行われている「ぶどう糖果糖液糖」が使われています。
こうなってくると、LG21乳酸菌のメリットの方が大きいのか、ぶどう糖果糖液糖のデメリットの方が大きいのかわからなくなります。
乳酸菌入りの商品（ヨーグルトやヤクルトなど）を売っている会社の実験には気をつけよう
世界各地で乳酸菌がピロリ菌や胃がんに効果があるという実験結果が出ています。
しかし、その実験を行っているのが誰か・その実験に資金提供をしているのは誰か、ということは常に気をつけておかなくてはならないことです。
実験を行うには多額の費用が掛かります。
実験の費用が欲しいがために、実験結果を捻じ曲げるようなことまではしないかも知れませんが、良い実験結果だけを拾って、悪い実験結果は適正でないとして捨ててしまうぐらいのことは十分に考えられます。
「結果ありき」の実験になってしまう事が十分に考えられるという事です。
乳酸菌入りの商品を売っている会社の影が感じられるような実験は、ある程度は差し引いた目で見なければならないということですね。
まとめ
今回は乳酸菌の選び方について僕の考えを示しました。
純粋な科学が成り立つのがなかなか難しいのが、僕らが暮らしている社会です。
そして、本当に乳酸菌がピロリ菌の除菌に効果があったとしても、胃がんにまでなってしまったら抗生物質で速やかに除菌した方が良いのかも知れません。
胃痛とか胃炎ぐらいの状態で、ピロリ菌怖いな〜と思っているぐらいなら乳酸菌での除菌もアリかと思いますが、症状が進行してしまっている状態では乳酸菌だけでは頼りないでしょう。
それでも、乳酸菌の摂取はピロリ菌の除菌だけではなく、腸内環境を正常化することによる免疫力のアップが期待できます。
ということで、胃がんの予防・治療・再発防止には乳酸菌は助けになると僕は考えます。
ただ、無添加の方がいいのは当然ですし、乳酸菌もいろんな種類が入ってた方がいいんじゃないかと思い、僕はケフィアを手作りして食べてます。
追伸：ピロリ菌も「胃」とは相性が悪いようですが、食道がんを防いでいるなんて言う話もあります。
もしかしたら、一方的な悪者ではないかもしれないということは覚えておいてください。
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